ツカミヒイラギ
ツカミヒイラギ (掴み柊)
Osmanthus heterophyllus
var. undulatifolius
ツカミヒイラギは、イギリスの貿易商のサムエル・コッキングが収集した個体について、牧野富太郎が1930年に採集した標本によりその翌年に記載したもので、ヒイラギの特徴である葉の縁のトゲがなくなった変種とされます。ふつうのヒイラギとちがって、葉をつかんでも平気だとしてこんな変わった名前をつけたのでしょう。ヒイラギは老木になると葉のトゲはなくなってきますが、そうではなく、樹体が若かった記載当時からトゲがなかったため、ヒイラギと区別して扱われたと推測されます。
近くでは見られなかったのですが
素晴らしい香りでした。