覚えておきたいこと

日常生活での「覚えておきたいこと」
を書きます

そうだったの!

保育園からの帰り道、Sちゃん、あちこちでしゃがみこんで

小石で遊びます。

飽きもせず。


「どうしてなんだろう?」と、ずっと不思議だったのですが、、、


ネットで調べたら、


「敏感期」から読みとく・『子どもは何故石ころが好きなのか?』

2017年10月19日(木)

テーマ:モンテッソーリ教育(おうちモンテ)



こんにちは。いつも閲覧ありがとうございます!

そらいあんぐるです




タイトルにも掲げた

『子どもは何故石ころが好きなのか?』




前々から不思議に思っていたのですが、


モンテッソーリ教育を学びはじめたこと 

と、

秩父の「岩畳」というひろーい河原へ行ったこと 

が 重なって


石ころの疑問に ひとつの仮説が思い浮かびました



「子どもが石ころを好きなこと」には、

幼児特有の「敏感期」が関係しているのではないか




そもそも、「子どもが石を好き」ということに、ピンとこない方は

こんな出来事に 身に覚えありませんか?



公園や道を歩いていると、子どもがふとしゃがみこみ 落ちている石を拾おうとする。


ポケットに石ころを何個も入れて帰ってくる


ダイヤ砂場や砂利道にしゃがみこんで、地面を触って 繰り返し手触りを楽しんでいる



いずれも大人は「汚いよ!」「触らない!」と言ってしまいがちです。

私も息子たちが、乳幼児の頃 道端で拾った石ころを手放すように言っていたと思います。


モンテッソーリ教育の視点を参考に考察してみます。 


三歳までの子どもには「吸収する心」という特別の精神形態があります。


それは外界の様々なもの・・・

目にみえるもの、聞いたもの、触ったものの感触などを積極的に吸収する特別の力です。

2,3歳くらいの子どもは「なんで?」とか「どうして?」とかよく大人に質問をしますね。

大人の言うことをよく聞いていて、何気なく言った言葉に敏感に反応し、

「OOってなに?」「これが△△なの?」と頻繁に聞きます。

知識欲の表れです。

(時に、大人が辟易するくらいに!)


自分の身の回りのもの全てを自分のものにしようとする三歳ごろまでの子どもは、

家の中にはない、普段見慣れない、石ころを目にした時に、


「これはどんな手触りなのだろう?」

「すべすべ?ざらざら?」

「触ってみたいな」

「重い?軽い?」


子どもの中に、理路整然とした考えや目的があるわけではないと思いますが

直感的に「触って確かめてみたい!」と感じるのではないでしょうか。

そうして、自分の手で触る行為によって

石ころに限らず、物の性質をわかっていくのでしょう。




目見る(視覚)/

石ころはぱっと見全て同じようですが、よく見ると色あいや形、

もちろん大きさもまちまちです。

子どもを観察していると、子どもはどんな石でもいいのではなくて、

自分好みの姿形の石ころを選んでいるように思えます。



耳聞く(聴覚)/

マンホールや水溜りに、小石を何度も繰り返し落としている子を見たことがありませんか?石が水面に着水する時の「ポッチャーン」という音を、楽しんでいます。

大人にとってはつまらない遊びかもしれませんが、この時期の子どもは、既に述べたとおり

感覚が敏感ですから、大人には気づかないような微妙な音の違いにも気づくことができるのです。


パー触れる(触角)/

これは言わずもがな。ざらざら、つるつる、ごつごつ、すべすべ。様々な感触の違いをインプットしていきます。

子どもは指先に抵抗感の異なる感触を確かめながら、

触覚に刺激を受けると同時に大脳にも刺激を受けています。



子どもに

・手を使うこと、動かすこと。

・笑うこと、発生を促すこと。

などは、脳の発達に重要なのだということがわかります。



「子どもは何故石ころが好き?」

な話から、だいぶ広がってしまいましたが


以上のような子どもの発達特性、心の働きがあるからこそ、


『子どもは感覚の敏感期にあり、

自分で自分の感覚を洗練させようとして

石ころを拾ったり触ったりするのだ』


という、ひとつの仮説を立てることが出来るのではないでしょうか?



今まで「石なんて触らないで!」「ばっちぃよ!捨てなさい」から、

子どもの行動に対して

「ああ、こうやって触ることで自分の感覚を高めようとしているんだな」と思えれば

子どもの行動をやたらと制止したりすることが減り、

以前と同じ行動でも 優しい気持ちで見守れる気がします。

子どもは、制止されないので思う存分感覚を研ぎ澄まし、環境から学ぶことができます。



さて、この仮説。

あながち外れてはいないと思うのですが

みなさんは、どう思われますか?