覚えておきたいこと

日常生活での「覚えておきたいこと」
を書きます

栴檀の花のつぼみが!

あ~鎌倉!


この時期、栴檀(センダン)の花が見たくて

鎌倉へ通ったものでした。


そんな私を慰めるように、近所に、そのセンダンの樹が。


今朝見たら、つぼみが。




ネット上にセンダンのことが



南方熊楠記念館のある白浜・番所崎より季節の移り変わりをお知らせします


2011年05月24日

熊楠が愛した樗(おうち)の木と花


樗(おうち)は別名センダンといい、南方熊楠が愛した花と言われています。

長女の南方文枝さんは、次のように書いています。(平凡社『南方熊楠全集』月報12「追想」より)……医師が時々打つ注射を嫌い、「こうして目を閉じていると、天井一面に綺麗な紫の花が咲いていて、からだも軽くなり、実にいい気持ちなのに、医師が来て腕がチクリとすると、忽ち折角咲いた花がみんな消え失せてしまう。どうか天井の花を、いつまでも消さないように、医師を呼ばないでおくれ」と言いつけた。父は紫色を好み、庭の草花も紫色が多かった。昭和4年6月1日、御召艦長門において御進講の栄光に浴せし日、あたかも父の門出を祝福するかのごとく、庭の樗の花が薄紫の霞のごとく咲き誇っていた。今幽明の境を彷徨する父の脳裏にあの日の感激と、見事に咲いた樗の花を想い出したのであろうか、父の寝顔は実にやすらかであった。

【樗(おうち)とは別名センダン(栴檀)と言い、温暖な地域の海岸近くに自生し、5~6月頃に花を付けます。熊楠が後半生を送った紀南地方には数多く自生、南方熊楠記念館のある番所山にも10本前後が自生しています。「栴檀は双葉より芳し」の諺で知られるセンダンは白檀(ビャクダン)をさし、ここでいうセンダンとは別です。】